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演目一覧

松風

諸国を巡る旅僧が、ある秋の夕暮れに須磨の浦に着き、一本の由緒ありげな松を見つける。所の者に尋ねると、行平の愛した松風・村雨という海女の旧跡であると教えられる。
僧がその松を弔っていると、月明かりの中に二人の海女が忽然と現れ、

能舞台:松風1
能舞台:松風2

夜汐を汲み、我が身を嘆きつつ、汐汲車をひいて帰って来る。

能舞台:松風3

僧は彼女達に一夜の宿を乞い、先般磯辺の松を弔った事を話すと、
姉妹の海女は突然涙を流し出す。
不審に思った僧が仔細を尋ねると、実は、昔この浦に流されていた行平に寵愛を受けた、松風・村雨の幽霊であると告げる。
続いて行平との懐かしい思い出や、行平への追憶の思いを述べ、松風は、行平の形見の烏帽子・狩衣を手にし乍ら涙に咽ぶ。

能舞台:松風4

やがてその装束を身につけた松風は狂乱の態となり、尚も行平を想い、狂おしくも優麗に舞を舞う。
ついには松を行平であるかの如く寄り添い、涙を流す。


そして僧にあらためて回向を乞うかと見えたが、それは全て僧の夢の中での出来事であり、夜が明けると、磯辺には静かに松風の音だけが残っていた。

松風 見所
 
 
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